クリスマスケーキも年々売上が減少傾向にあることは否めません。

要因は少子高齢化が進み、クリスマスだからといってもケーキを購入しない年配層だけの家庭が増えてきていることがあります。

また今やネット通販でも簡単に購入できるようになってきていることもあるでしょう。

スーパーマーケットのクリスマスケーキの売上減少の要因は、ネット通販を利用するシェアが増えていることもあります。

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ネット通販のメリットはありとあらゆる中から選ぶことができ選択範囲がかなり広いことと、なんといっても店舗に買いに行かなくても「12月23日に……」などと指定した日に自宅に届けてもらえることです。

現時点でクリスマスケーキの購入先は、街のパティスリー‥‥いわゆるケーキ屋さんが一番で約60%のシェアがあるようです。次に高いシェアのあるところはスーパーマーケットで約20%、次いでコンビニが約10%……ネット通販は相当拡大しているのかな〜と思いきや、まだ5%くらいのようです。しかしこのネット通販シェアは今後拡大していくことでしょう。

これからは少子高齢化での売上減少は否めない中で「ネット通販」対「実店舗」となっていくことでしょう。

ネット通販に関わらず実店舗においても、ほとんどが予約販売シェアが高いのが実情です。

スーパーマーケットやコンビニでは、サンタクロースのコスプレをした店員さんが24日クリスマス当日に店頭でケーキを販売していますが、これは予約をしなかったシェアの売上を確保するためです。

では実店舗がネット通販対策として打ち出していく方法は、やはり早期予約の獲得強化をするしかありません。

有名パティスリーや高級ホテルの品質の高いケーキから、リーズナブルなものまでバランス良く取り扱い商品をピックアップして、クリスマスケーキ早期予約だけに特化したチラシを作成し、折り込みチラシ、店頭配布、またホームページなどで強く呼びかけていくと良いでしょう。

12月初旬にクリスマスケーキの早期予約に特化したチラシを大々的にまくことを検討しましょう。

中小スーパーマーケットで普段のチラシの片隅に「クリスマスケーキ早期予約受付中」とだけ掲載して、サッカー台に「ヤマザキ製パン」さんのカタログを置いておく程度では、なかなか売上を確保できません。

スーパーマーケットでクリスマスケーキを購入する方のシェアは少なからずありますので、やりようによってはクリスマスケーキの売上をかなりの数字で獲得できますよ。

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実店舗のメリットは、ネット通販より比較的安い価格で提供できることです。

なぜならば、恐らくネット通販は送料無料と表示されていても、実際には商品代に送料を加算して価格設定されているからか、お値段が割高になっているように思えます。

実店舗はお客様に取りに来て頂く手間は避けられませんが、ネット通販より送料分は価格設定を安くすることが出来ます。そこを強くアピールしていくと良いのではないでしょうか。

また少子高齢化でホールケーキでは大きすぎる……という方に対してのカットケーキを購入するシェアを獲得できるのは実店舗の強みです。

家族の好みがバラバラでいろいろなテイストのカットケーキを多種類、家族の人数分だけお好みのものをチョイスして購入したい方のシェアを獲得するのはネット通販では難しいからです。

また「モンテール」のケーキなど、美味しいケーキを安く販売できるのはスーパーマーケット・コンビニの強みで、街のパティスリー対策として打ち出すことができます。

12月24日のホールケーキの売り込みも大事ですが、ホールケーキはいかに早期予約の売り込みを強化するかを念頭に戦略を構築していくべきで、当日は早期予約頂いたホールケーキのスムーズな店頭引き渡しと、カットケーキの販売を強化していくべきでしょう。

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