売上を向上させる要因
売上を向上させるには、魅力ある売場と、接客が、お客様に満足されるものになっていれば、売上は向上していくと思いませんか?
「お客様に満足される売場」……これを作ればいいのです。
しかしこれが、なかなかできなくて苦労します。
<お客様に満足される売り場をつくるにはどうすればいい?>
売場を良くするには、
どうすればいいのか?
どうやって作るのか?
どう構築していけば良いのか?
……まあ~いろいろと考えるのでしょうが、 結局、それらをやるのは、すべて人です。
ヤル気のない人に、いくら「考えろ~考えろ~」「頑張れ~頑張れ~」…と葉っぱをかけたところで、「考えているふり」「頑張っているふり」をして、時間から時間まで、怒られない程度に働いて終了です。
どんなに良い商品を仕入れることができたとしても、
“売ろうとする意欲のない人”が陳列すれば、商品は目立たず、ほこりをかぶってしまいます。
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ですから、売上を向上させるには、何をさておいても…
「人財を育成し、士気向上を推し進めていくしかありません」
◆スタッフの意識を変える
◆スタッフが成長することによって「売場はお客様に満足頂けるものになります」
◆スタッフが成長すると、会社も成長します。
伸びている会社には、良い人財が切磋琢磨している光景が見られます。
また、そういう雰囲気の社風が確立されていて、自然に士気が上がってくるようなシステムになっていたりします。
これを成し遂げるための重要項目は、
①達成感の喜びをどう感じさせるか…
②各自の潜在能力を、どう掘り起こさせるのか…
③意識・モチベーションをどうやって向上させるか …
……を徹底的に追求していくことではないでしょうか。
そのためには、教育内容や、あらゆるモチベーションUPのシステムを、どうするかにかかってくると思います 。これが、一番重要なのではないでしょうか。
これらが構築できれば、スタッフは自ずと仕事に前向きに取り組んできます。それによって、社風も雰囲気も一変します。その結果、店舗も売場もイキイキと変革し、売上・利益の数字も変わってくるのです。
では、人財を育成し、士気向上を推し進めていくには、どうしたら良いでしょうか。
まず、管理職者の皆さんが、指示を出したことについて、部下がどれだけ真剣に取り組み、どれだけ実行されているでしょうか?
恐らく、
・言われたからシブシブやっているだけ
・やっているふりだけで、ごまかそうとしている
・管理職者の目が行き届かないところではやってない
・今は忙しいから来週やろう
・やった方がいいのはわかっているけど、大変になるからいいや……など、
「この程度やっておけば、指示されたことを、きちんとやっているように見えるだろう」だとか、
「ちょっと、今すぐやるのは難しいから、スタッフのレベルがもう少し上がってきたらやろう…」
…という感じで “結局やらない” はめになっていないることが多いと思います。
本気で取り組んでいるスタッフが、どれだけいるでしょうか?
多くのスタッフが、会社の目指す意向を理解して、指示されたことを本気で取り組んでくれていれば、必ず成果につながってきます。しかし、そううまくいかないのが現実です。
恐らく、
スーパーマーケットの経営者や、管理職者が言う基本的なことは、どこの会社でもほぼ同じです。
「あいさつしろ」
「きれいにしよう」
「開店までに商品を揃えろ」
「欠品させるな」
「季節ごとに売れる商品を強化しろ」
「寒くなって来たから鍋もの売り場を強化しろ」
…などの基本的なことは、言ってない経営者はいないと思います。
こんな基本的なことから、さまざまな指示に至るまで、きちんとやりこなしている店と、ほどほどにやっている店とがあると思います。
しかしこの差は、将来生き残れる勝ち組の店になれるか、衰退していく店になるか、長い年月をかけてジワジワと差が開いていくようになるのです。
ですから、
スタッフの士気向上をさせることと共に、当たり前のことを当たり前に、本気で取り組ませることが、できるかできないかで、“企業の命運がかかってくる”…といっても過言ではないでしょう。
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<スタッフの士気を上げる方法>
ではどうすれば、 スタッフがそのように、真剣になってくれるのかを、考えましょう。
仕事をしているふりをしたり、見てないところでサボらせないように、管理体制を強化したところで、これには限界があります。 管理下のもとでは仕事をするでしょう。
管理する時間を増やした分だけ、仕事をさせることはできます。しかし、100%の力は発揮させることは難しいでしょう。
ですから、管理体制を強化して、厳しく取り締まるようなことをしても、業績にはいくらも反映されないことでしょう。強制的な管理をすると人間は、「仕方なしにやる」かたちになってきてしまいます。このような、人の使い方をしていてはダメです。
人は権力で従わせようとしても、なびいてきません。
人間という生き物は、「本気で取り組む・取り組まないの心理」を決定付けるのは、人間が持っている“気持ち”でしかないのです。
そう! 「スタッフの気持ちを変えるしかないのです」
スタッフの気持ちが変われば、
“スタッフの行動や仕事に、命が吹き込まれます”
“自主的に考えて、見てないところでも行動します”
そうなってくると、管理体制を強化する時間を増やさなくても良くなります。
ですから、 “スタッフの気持ちを「その気にさせる」ようにもっていく”……ことが、管理職者の重要な職務となります。それもまた、簡単なことではありませんが、そのような気持ちにさせるには“体験”と“境遇”…そしてなにかを任せて、”責任を与えること”です。
そして、現場でただ上から命令するのではなく、
「こうしたらどうなるかな~」とヒントを与えたり、
「困ってることはないかな!?」などと、問題を共有したりします。
「どのようにしたらいいと思う?」
「具体的な方法は何か思い描いてる?」
「期間や時間帯はどうしたらいいかな?」
「担当は誰がいいかな?」
「担当を助けるチームメイトは誰にする?」
……などと、 それぞれに担当職務を与え、やらせてみることで、自分で考えて行動するようになります。もちろん、
「お前が言ったのだから、お前が責任もってやれ」 ……みたいな、“言い出しっぺ”だけが、大変な思いをするようなことはしてはいけません。そんなことをすると、誰も発言しなくなります。
構築するにあたっての、協力体制のホロウも明確にしていきます。
そして、「お陰さまで、あなたのアイディアが成功に貢献した」…などと、 みんなの貢献に“感謝”することと、うまくいった喜びをみんなで分かち合ったり、 誉めてあげたりするのです。
管理職者は、 このように協力者の位置で、みんなと改革革新に取り組むことが良いと思います。
スタッフは、
「売れ行きが伸びたり」
「お客様に喜びの声を頂いたり」
「店の運営の不便が解消されたり」
「誉められたり」
……など、うまくいった体験をすることで、自信もつき、面白味も感じ、
「もっとなにかをやって成功させよう」
という気持ちになってくるものなのです。
自分達で考え行動し成果が出れば、自分達の仕事は面白く感じるのです。
それがうまく稼働するようになると、
”管理職者から命令されやらされてる”感覚から、
“自分達が思うようにやってみる”
に変わり始めます。
そんなこんなをしているうちに、それぞれのチームの中から、リーダーシップを発揮できるスタッフが生まれてくるようにもなります。
これが自然の流れで、みんなに認められ、かつがれることで、リーダーが自然に誕生してくるのです。これらの社風ができてくると、スタッフの士気は向上するのです。
(人事制度については「人事制度のあるべき姿」をご覧ください)
では次に「個人商店から企業組織へ変革の必要性」をご覧ください。
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