セルフレジ導入が必須になる時代は、すぐそこ!
これから近未来、スーパーマーケットで繁盛させたいと考えているなら、セルフレジの導入は必須です。
決して、レジの製造メーカーから宣伝量をもらっているわけではありません。
セルフレジの種類
セルフレジといっても、いろいろなタイプのものがあります。
(1)お客様自身が、商品のバーコードをレジに読み取らせて、精算までのすべての工程を行う「セルフレジ」
(2)レジスタッフが、商品のバーコードの読み取りまで行い、お客様に自動精算だけ行ってもらう「セルフ精算レジ」
(3)お客様が、商品の入った買い物カゴをレジに置くだけで、お買い上げ金額が表示され、精算だけ行ってもらうもの
……などがあります。
(3)のセルフレジは最高ですが、最低でも、(1)のセルフレジを導入しましょう。
(2)のセルフ精算レジは、あまり人件費削減の導入効果はみられません。
ちまたでは、セルフレジは面倒くさい……とか、あまり利用されていない……とかいう声もあるようですが、スーパーマーケットにはこれから、絶対欠かせない取り組みになることは間違いないでしょう。
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セルフレジを敬遠するという方の理由を集約しますと
- 面倒くさい
- 慣れてないのでモタモタしてると思われたくない
- エラーがでたとき、万引きなどと疑われたくない
という3点に集約されます。
セルフレジは今では性能がグングン上がり、慣れていない方でもスムーズに操作できるように進化しています。
買い上げ点数が少ない場合は、セルフレジのほうが圧倒的に早く会計を済ませることができるでしょう。
それに、セルフレジの台数が多い店は、レジ待ちのお客様の人数が圧倒的に激減しています。
また、今までのレジですと、レジ待ちの時に、どのレジが早く精算が終わるか……、並ぶレジを自分で選択してレジに並びますが、他のレジに、あとからチェックインしてきた方が自分より早く精算してもらってる……などと不愉快な思いをしなくて済みます。
セルフレジの場合、並んだ順に空いたレジに入れるからです。。
また、機械ですからつり銭間違いがほぼゼロ……と言っていいでしょう。
クレジットカード支払いもサインレスで、現金支払よりスムーズです。
ですから、
お客様がセルフレジを利用するメリットは
- 早く精算処理を済ませることができる
- レジ待ちの時間が短縮される
- レジ待ちの順番が先を越されるなどという不愉快な思いがない
- 金銭授受の信用性が間違いない
これまでのスーパーマーケットのレジは
レジスタッフは、70%以上が「時間給のパート社員」で賄っているでしょうから、多数が1日4~5時間単位で勤務する人員を入れ替えるシフトになっていると思います。
相当な人員数を抱えて、1台のレジを1日に3人くらいのリレー方式で交代させて回すシフトを組んでいると思います。
パート社員の場合、週3~4日勤務……という方も多いでしょうから、曜日ごと時間帯ごとに人員をあてはめて、余剰人員がないようにシフトを組まなければなりません。
店の売上規模が月商1億5千万円くらいのスーパーマーケットでも、10時開店の23時までの営業で、休み交代があるので、レジの人員だけで、ざっと40~50人くらいは1店舗に抱えておくことが必要となります。
そうしないと、お客様を並ばせることなく、スムーズにさばききるシフトを組むことはできません。
人員が多くなればなるほど交通費や制服代などをはじめ、さまざまな経費がかかってきます。
また、スタッフ同士の諸問題やトラブルも増えてきます。
お店側のセルフレジ導入のメリットは
レジスタッフの人員数が、圧倒的に少なくて済みます。
なぜなら見かたを変えれば、お客様がレジスタッフに変わって無料奉仕で仕事をしてくれているようなものです。
しかもレジスタッフというのは非生産部門です。
人員がものを製造したり、売ったりしない仕事なので、人件費はかかっても、利益を生産してくれない仕事なのです。
セルフレジを導入して人員数を大幅に削減しても、店の生産能力は変わらず、売上が落ちることなく、人件費だけ抑えることができるのです。
全てセルフレジに変えることはできないでしょうから、既存のレジも数台残しておきますが、レジスタッフの人員数を減らすこともでき、レジに関わる仕事も緩和されます。
ですから
お店側のセルフレジを導入するメリットは、
- 人件費の削減
- レジに関わる仕事の緩和
これらの負担がなくなるだけでお店の運営が楽になり、売上利益を向上させる仕事に時間とお金と労力を、より費やすことができるようになるのです。
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今までセルフレジを導入する前は、レジ7台を稼働させていても、ピーク時にはレジ待ちの行列ができましたが、今までのレジを3台にし、セルフレジ6台導入することによって、スムーズにお客様をさばくことができています。
お客様の数が減ったか……と思うくらい「レジ待ちのお客様」がいなくなりました。
しかし実際は、来店客数は増えていました。
今は逆に、今までのレジが空いていて、セルフレジのほうにお客様が多く流れるようになっています。
アンケートの結果でも、
「セルフレジがあって並ばずに買い物ができるので当店にくる」……という声が多く、
「セルフレジに変わったから不便になった」……という声は一切ありません。
お客様の心理としても、レジで並ぶ店より、手間は多少かかっても、セルフレジがある店でスムーズに精算できる店に足が向く傾向が徐々に強くなっています。
小さな規模のスーパーマーケットで、レジスタッフが集まらなかったり、レジスタッフの管理までできないお店は、レジスタッフの派遣会社に業務委託しているケースも見受けられます。
レジスタッフの人件費や、派遣会社への業務委託費の費やす費用を考えたら、セルフレジのリース代にあてるべきではないか……とも思います。
今では銀行のATMをはじめ、ガソリンスタンド、飲食店・居酒屋など、ありとあらゆる業界でセルフの取り組みが行われています。
昔は機械で自分で操作してお金をおろしたり、預けたりするなんて考えられなかったものですが、今ではすでに、銀行のATMは完全に浸透しています。
ガソリンスタンドも、スタンドのスタッフが誘導、接客してくれて、ガソリンを入れてくれて、入れている間に、窓ガラスを拭いてくれて……などのサービスが当たり前でしたが、今はすっかり、セルフのガソリンスタンドも浸透しています。
日本エネルギー経済研究所石油情報センターの【石油情報センター調査報告書】によると、今では全国のガソリンスタンドの約3分の1がセルフの給油所になっているようです。
飲食店や居酒屋では、ホールスタッフをなくし、自分でモニター画面からオーダーしたり、水を持って来たり、セルフの店も増え始めています。
コンビニでは、お客様が買い物カゴを置くだけで瞬時に買い上げ金額が表示され、自分で精算する「セルフレジ」の国内全店舗への導入を目指しているようです。
時代はまさに、セルフ時代、セルフが当たり前に受け入れられる時代に向かっています。
それも、遠い未来の話ではなく、もうすぐそこまで到達し、今現在進行形で進められている状態です。
現在、全国のセルフレジ・セルフ精算レジを合わせた設置率は、43%くらいです。
そのうち、セルフレジの設置率はまだ23%程度ですが、今後はセルフレジを設置しているかしていないかでも、売上が左右してくることになるでしょう。
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