新聞折り込みチラシを入れる目的は?
毎週チラシを打つのが当たり前であるかのようにチラシ訴求をしていませんか?
「チラシを入れなかったら売り上げが下がってしまうから……」という理由だけで、ただ漠然と決まり事のようにチラシ掲載商品を出品していませんか?
チラシを入れる目的をスタッフに聞いてみると「お買得品を掲載してたくさんの集客を得るため」としか理解していない方がけっこう多いことに気が付きます。
しかし本当にそれだけのためのチラシ訴求で良いものでしょうか?
新聞折り込みチラシによる販促の目的を今一度白紙に戻して、いちから考え直してみましょう。
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チラシを入れるということはチラシの印刷代や折り込み費用など莫大な経費が掛かっています。
それでいて薄利で販売しているでしょうから、多少プラスになる売り上げが確保できても果たして費用対効果は得られているものかどうか……考えものです。
実際に費用対効果でどれくらいのプラスが得られているのか……数字を算出したことがあるでしょうか?
チラシを打てば忙しい思いをして作業に追われるわけですから、チラシを入れないときより売上も利益も数段上回り費用対効果が確保されてこないと面白くありませんよね!
「チラシを打てば忙しくなるけど費用対効果が得られていない」……という企業に実際に聞いてみると、
「チラシはお店の宣伝のためにやっているのだから、販促経費としてマイナスになっても仕方のないものなんだ」……と言います。
マイナスになるのならやめてしまった方が良いのでは……という意見も出てきますが、
「昔からチラシを打つことが当たり前の業界なのでやめることができない」……と言います。
それならば、チラシの在り方自体を考え直してみるのはいかがなものでしょうか。
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あなたのお店のチラシが毎週◯曜日に入るとわかっている固定客の方は、あなたのお店のチラシを毎週楽しみにしている方もいるでしょうが、本来のチラシの在り方(役割り)とは、あなたのお店のことを知らない方や興味のない方など固定客ではない方に来てもらい、いかに自分のお店のファンになってもらえるか……固定客を増やせるか……ということなのではないでしょうか。
それによってプラスアルファの売上・利益を確保し、企業として伸びていけるか……ということになるのです。
要するに新規顧客の来店をどのように促すか……ということなのです。
あなたのお店の固定客でない方は、あなたのお店のチラシを探すことはしません。
新聞に折り込まれたチラシをパラパラと見ているとき、あなたのお店のチラシを見てふと手が止まるようなことがないと、次のステップとなる “あなたのお店に行ってみようか” ……という行動にはなりません。
そのキッカケとなる動機を作るのがチラシの目的なのではないのでしょうか。
どこのお店でもやっているようなお買得品をごちゃごちゃ掲載しているだけでは、恐らく新規顧客には見向きもされません。なぜならば、いつも利用しているお店でもそれくらいのお買得品は存在しているので間に合ってしまうからです。
だからといって極端に安く赤字価格を打ち出せば、そのときは来店してくれるかもしれませんが通常のチラシに戻れば再度来店を促すことはできません。
そんな赤字価格で打ち続けることは商売が成り立たなくなることくらいわかっていると思います。所詮価格の安さで集客するのは無理があるのです。
新規顧客の目に留まるようなキッカケを作るには、安売りでなくインパクトのあるイメージを打ち出すことなのです。
ましてや現代の新聞が普及されている世帯は所得年収が高い高年齢層世帯の比率が高く、当然ながら新聞折り込みチラシを活用する多くはその高年齢世帯層であり、その高年齢世帯層が主なターゲットになる……と認識し直さなければなりません。
それらの高年齢世帯層は家計の負担も減り時間の余裕もできているので、安売りよりも趣味や楽しさ美味しさに関して敏感に反応するようになっています。
要するに今までやってきた “お買得品を結集したチラシ” ではもうダメだ……ということなのです。
こんな美味しいものがありますよ!……みたいなものを紹介して興味を持ってもらえるチラシにして、自分達のお店にしかない付加価値のファンになってもらうことを目的としなければならない……ということなのです。
まずはチラシは安売りで集客するツールである……という固定概念を取り払わなければなりません。
その上で、チラシによってどんなお客様に来てもらいたいか……どんな効果が得たいか……本来どの商品が売れてくれるとうれしいのか……今一度考えてみましょう。
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