牛肉売り場で、霜降り和牛の「大きなかたまり」を見せて購買意欲を高める方法
牛肉売場で、霜降り和牛の「大きなかたまり」をお客様に見せて、購買意欲を高める方法を解説します。
牛肉売場は、できるだけ広く尺数を取るべきでしょう。
できれば、低多段ケース3段で構成するのがベストです。
壁側の位置にあるオープンケースだから、高さ1800くらいの高さのあるオープンケースに、たくさん棚板を入れてアイテム数を増やしたいと思っても、上のほうの棚に陳列する商品はロスリーダーになりやすくなります。
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理想は、3段の多段ケースの奥に作業場を配置し、お客様と相対できるように窓を設け、作業場内が見えるようにします。
そして作業場の横に、肉の在庫をストックしておくプレハブの冷蔵庫を設置すると思います。
そのプレハブ冷蔵庫も、売場の壁側に隣接するような配置にし、そこに「出窓」を設け、そこに、A4~A5クラスのロースやヒレ、肩ロースなど、霜降りの牛肉を真空パックのまま展示します。
そうすることでお客様から、見ごたえのある大きな霜降り和牛を見せることができるのです。
配置的には下の図のような形です。
ちなみに、プレハブの冷凍庫は、冷蔵庫の中に設置すると霜がつきにくく、温度も上がらず一石二鳥です。
それらの霜降り和牛を見せるメリットは、「この店はとてもいい牛肉を扱っているんだな~」というのと、
「こんな霜降り和牛食べてみたい…」という欲望を与えることができ、それが売り上げにつながります。
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また、冷蔵庫で必ず保管しなければならないわけですから、ただしまっておくより、お客様に見てもらったほうがいいに越したことはありません。
そうすれば、わざわざ売り場から見える冷蔵庫を単体で配置して、そこに和牛のかたまりをお客様に見せるために出し入れする必要もありません。
プレハブの冷蔵庫に和牛をストックするわけですから、そのストックしているものを「キレイ」に見せるだけです。
下の写真のように、売場のオープンケースに真空パックの「かたまり」のまま、「ドーン」と陳列してもいいのですが、毎日出し入れしなければならない手間と、早々その「大きなかたまり」のまま売れることは少ないですから、その売場のスペースの売上ロスが発生します。
それよりもなによりも、何をさておき「万引き」される痛い目にあいます。
以前、オープンケースにサーロインステーキの「かたまり」を陳列したところ、それがいつのまにかなくなっていました。レジを通過した記録もありません。
完全に「うん万円」の霜降りサーロインステーキの「かたまり」が万引きされてロスとなりました。
これから新規にスーパーマーケットを立ち上げようと企画し、売り場の配置レイアウトを考案するなら、このような、牛肉売場とバックヤードとプレハブ冷蔵庫の位置関係にして、美味しそうな「霜降り和牛」を見せることのできる売場にするといいと思います。
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