新聞折り込みチラシかポスティングが良いか

毎週のように新聞折り込みでチラシを配布しているけど、新聞の普及率も下がってきているようだし……もしかしてお店の周りにくまなくチラシを配布するポスティングングの方が効果があるのでは……と考えたことがあるのではないでしょうか?

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新聞の普及率が世帯数の半分くらいにまで落ち込んでいる昨今、新聞折り込みではお店まわりの半分の世帯にしかチラシが届かないことになります。

単純に考えるとポスティングなら、極端な話、お店まわりの全世帯に配布できるのでは……と考えてしまいます。

しかしそれほど単純なものではなく、ポスティングにもデメリットがあり、スーパーマーケットのチラシ訴求としてはそぐわない部分もあります。

折り込み、ポスティングそれぞれのメリット・デメリットを理解して費用対効果を得られるようにしましょう。

 

配布エリアのメリット・デメリット     

ポスティングの最大のメリットは、新聞購読の有無にかかわらずお店周り指定したエリアの全世帯に配布できることです。

ポスティングのメリットはこの1本に限ります。

お店周りには新聞を取っていない世帯がおよそ半分くらいはあります。特に若者世帯になるにつれて新聞購読のない世帯が多いようです。

ということは近隣の若者世帯の多くにはチラシ訴求ができていないことになります。

ポスティングであれば、お店周りの若者世帯や単身世帯など近隣の住人すべての方にチラシを届けることができます。

 

配布日時のメリット・デメリット     

新聞折り込みチラシはご存じの通り、指定された配布日早朝に一気に配布されます。

ポスティングは、〇日~□日の間に〇〇〇〇枚を配布する……というものなので配布完了まで時間がかかります。ですから新聞のように〇日の早朝〇〇時に……などと指定した日時に配布できないというデメリットになります。

これは日替わりセールを打ち出しているスーパーマーケットのチラシには致命傷となります。

また新聞は雨が降っても配達されますが、ポスティングは雨が降ると配布されないこともあります。

 

ですからセールの日の前日までに日数をかけてチラシを配布しても良いのならポスティングは効果がありそうです。

ただその際、競合店にセール内容を前もって知らしめることになりますので、対抗処置をとられてしまうこともデメリットとなります。

 

配布費用のメリット・デメリット     

1枚当たり配布費用は、ポスティングのほうが新聞折り込み費用より高くなります。

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視認率のメリット・デメリット     

新聞折り込みチラシは束ねてキレイにひとまとめになっているので見やすく、配布された当日に視認されることがほとんんどです。

新聞よりチラシを楽しみにしている方もいるくらいですので、ひと通りじっくりと見てもらえる可能性が高いです。

 

ポストに投函されたポスティングチラシは一読されることもなくまとまてゴミ箱へポイされることも多いようです。特にマンションの集合ポストにゴミ箱が設置してある場合、チラシを見られることなくその場で捨てられることもあります。

 

信頼性のメリット・デメリット     

新聞折り込みチラシは広告内容の審査がありますので信頼性も高いですが、ポスティングはその点弱いです。

 

配布層のメリット・デメリット     

ポスティングは若い層から年配層、また単身層から核家族層まで特にこだわらず、広い層に配布できますが、新聞折り込みチラシは新聞購読している層‥‥いわゆる年配層が多くなりがちです。

しかし新聞購読している年配層の世帯は、年収所得の高い世帯が多いことから費用対効果が高くなる傾向も考えられます。

 

ひと昔前、年収所得が多い少ないに関わらずほとんどの家庭が新聞をとっていた時代は、家庭の主婦があちこちのスーパーマーケットのチラシを見比べて、醤油はこっちの店が安い……砂糖はこっちの店に買いに行く……など競合店が安いチラシを打ち出すことが主流でしたが、昨今では新聞購読をしているのは年収所得の高い世帯が多いことから、品質の良さをアピールしたりこだわり品を打ち出すチラシも増えてきました。

ですから新聞折り込みチラシの構成を検討する際は、年収所得の高い世帯向けのチラシ構成を考えても良いと思います。

 

まとめ           

これらのことを考えると、ポスティングチラシはお店の近隣世帯にくまなく告知したいときには最適な方法です。ですが開店予告やイベント予告など前もって告知する事案などに限られます。

ですから日替わりサービスのようなタイムリーな告知をするチラシは新聞折り込みのほうが適しているといえます。ただし近隣の半分くらいの世帯にしか告知できません。

それらを踏まえてチラシ戦略がどうあるべきか再検討し直す必要があるかもしれませんね

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