6月はお中元販売をどのように強化しますか?

お中元は日頃お世話になっている方に、贈り物を通して感謝の気持ちを伝える日本古来の慣習のひとつです。

しかしお中元の売上は、年々減少傾向にあることは否めません。

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お中元の売上減少の理由           

それはお中元を贈る習慣のある世代が高齢化し、若年層には贈る習慣がない現状が要因であるとみられています。

 

昨今では企業でも贈り物のやりとりを自粛する傾向がでてきているようで、総合的な統計によると、お中元を贈る必要がないと考える層は70%くらいになってきているようです。

 

ネット通販がこれだけ普及する前の時代、お中元といえばデパートや大手総合スーパーマーケットで購入するシェアが圧倒的に多かったのですが、現代のお中元を贈る際に利用する購入先はネット通販の注文が増加傾向であるため、全体的に実店舗のお中元売上のシェアはますます下がる一方です。

 

その理由は言わずともわかると思いますが、実店舗で買おうがネットで買おうが品物はほとんど同じですし、ネット通販の方が種類が豊富で選択肢が広く、わざわざお店に出向く必要もないからです。時代の流れでこれを食い止めることは容易ではありません。

 

それでもまだお中元を贈る方の購入先のシェアは百貨店・大手総合スーパーが一番で、次いで楽天市場や百貨店のネット通販になり、中小の食品スーパーマーケットはそれらの3分の1程度に満たないシェアしかないようです。

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お中元の販促どうする?         

中小の食品スーパーマーケットでも毎年お決まりのようにお中元売場を開設しているでしょうが、毎年同じことしかしていなければ恐らくお中元の売上は減少してきていると思います。

 

もしお中元の売り上げがそれほどでもなければ思い切ってお中元の催事コーナーを設けるのをやめてしまうのもひとつの手です。

 

あまり売り上げに貢献しないお中元売場のスペースを広々と使っているより、お中元売場として使う予定のスペースを「全国のうまいもの市」や「駅弁祭り」など、なにか他のイベントごとに使ったほうが確実に売上が確保できることも考えられます。

 

お中元売場を展開するのであれば、ネット通販に勝る販売手法で展開していかなければなければなりません。

 

例えば、贈るのではなく「自分用に購入する層」をターゲットに照準を替えます

 

現代のお中元の考え方が一部の層で変化が見られ、お中元を”ギフト”としての贈り物ではなく”バレンタイン”などと同様に自分用に購入するシェアが生まれてきていることもあるようです。

バレンタインも昨今では誰かにあげるのではなく、自分用に購入するシェアが生まれてきています。

 

その「自分用に購入する層」の心をつかむような販売手法を全面的に打ち出し、新しい需要を生み出していきます。

 

例えば、ネット通販は送料込みの価格表示が多いですが、中小の食品スーパーマーケットでは送料を商品価格にのせず「お持ち帰り特価」として価格の安さをアピールする販売方法をとるのです。

お中元も品質の高いものが多いですので、自分へのご褒美に美味しいものを購入するシェアをねらって売上を作っていくのです。

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