入社説明〈経営理念〉について
≪経営理念≫
①美味しさで喜びと満足感を提供し お客様の幸せに貢献する
②スタッフの人生が豊かになるよう 「生きがい」の場を提供し幸せになってもらう
③食を通じて地域社会に貢献する この理念を成し遂げるための方策を説明します。
この経営理念を打ち出した理由を解説します。
まず「スーパーマーケットの事業とはなにか?」について考えます。
「スーパーマーケットの事業目的と使命のひとつ目」
①美味しさで喜びと満足感を提供し お客様の幸せに貢献することとは……
企業の目的と使命を定義するときの出発点は、ひとつしかありません。「顧客」です。
顧客によって事業は定義されます。
顧客を満足させることこそ、企業の目的であり、使命であるからです。ですから、これを考えるに当たって、「お客様がスーパーマーケットを利用しようとする動機」が発生したとき、「その顧客は誰か?」について考えます。
食に関しての業態は、
・スーパーマーケットを始め
・コンビニ
・ディスカウントスーパー
・専門ディスカウント店
・デパ地下
・レストランがあります。
人はその時々の、自分のおかれた状況や必要性で、その価値観を見極め、その都度、利用する店を選び使い分けています。お客様が、それぞれの業態に求める価値観は異なるのです。
お客様が”スーパーマーケットを利用する”と決めるのは、生鮮素材を含めた食料品や惣菜等を、ワンストップショッピングで、ある程度安く、ひと通り購入する目的が発生したときです。
しかし私たちは、一般のスーパーマーケット、ただのスーパーマーケットとして、食料品を取り揃えるだけで良いのでしょうか?
私たちはこの、ものあまりの供給過剰時代だからこそ、 スーパーマーケットの顧客が購入するのは、 「お腹の満腹感ではなく、美味しさの満足感」……だと思っています。
いわば、ディスカウントスーパーには、「質より量」「安さ」を求めるのに対し、スーパーマーケットには、「量より質」を求めるものだと思っているのです。
そうであるからこそ、私たちの競争相手は、どちらかと言うと、 「デパ地下」「レストラン」のようなものだと思います。ですから私たちスーパーマーケットの「顧客は誰か」……?
これは、
「美味しさで喜びと満足を求めるお客様」
「食卓での家族の笑顔を求めるお客様」 ……と定義づけます
そうであるからこそ、
「スーパーマーケットの事業目的と使命のひとつ目は」
①美味しさで喜びと満足感を提供し お客様の幸せに貢献すること……となるのです。
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これを成し遂げるために、私たちスーパーマーケットとして、
「安さ」ばかりでなく、もっともっと美味しさを追求していくことが大事だと思っています。
もちろんスーパーマーケットですからリーズナブルに食材を「安く」ご提供していきますが、
私たちのお店、スーパーマーケットの主体は、
「付加価値のある美味しい食材」を全面に、強く打ち出します。
”美味しさに満足できる価値ある商品”をより多く取り揃え、満足感と幸せを、ご提供していこうということです。
詳しくは、「スーパーマーケットの事業目的と使命のひとつ目」をご覧ください。
「スーパーマーケットの事業の目的と使命の2つ目」
②スタッフの人生が豊かになるよう 「生きがい」の場を提供し幸せになってもらうとは……
仕事をするということは、「自分のお金を稼ぐため」だけではないのです。
「人様によろこんでもらう」 という心と心のつながりのためにするのです。
企業には、お客様のほかに「もうひとつの顧客」あります。それは「スタッフ」です。
スタッフが自社で働くことにより得られるもの……賃金報酬はもちろんのことですが、「やりがい」「生きがい」を感じて頂き、 イキイキとした幸せで豊かなる人生 ……にして頂くことです。
これを成し遂げるために、スタッフの皆さんが、人間として誰もが思っている…
「頑張ってイキイキと働きたい気持ち」 を最大限発揮できる環境を作る努力をします。
スタッフが、自社で働いて生活基盤を作ることで、
「自分の将来の展望や夢を抱くことができる会社」 になるよう努力をします 。
そのために、スタッフ一人ひとりに、仕事のテーマと責任を与え、 成し遂げる努力をしてもらいます。
それを達成する大変さと、達成したときの喜びを感じられる体制作りに尽力することで、これらを可能にできると信じております。
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〈賃金と処遇〉については
これらの職責と賃金報酬が一致した、賃金システムを明確にします。
人事考課査定評価において、評価者の評価をする目が公正公平になるよう、何度も合議会を重ねて評価眼を揃える努力をします。
そして、評価された内容を個々の面談をして、年1~2回、評価のフィードバックをします。
それを元に、どのような方向で力を尽くしていくべきか話し合いを重ねていきます。
皆さんが、頑張って得た業績の利益に関しては、 店舗・部門の貢献度と個人の評価ポイントの割合に応じて、 明確化された一定の公式に乗っ取って算出された額を、 それぞれに賞与として配当します。
これらを得ることをエネルギー源として、 創意工夫・試行錯誤を重ね、何事にも挑戦する毎日によって、「やりがい」「生きがい」のある幸せを得てもらいたいと思います。
企業側は舞台を作ります。スタッフは、そこでどう踊るかを考えてもらいます。
これらの舞台をしっかりと確立していき、顧客であるスタッフに対しても、笑顔と満足感を提供していくことも使命のひとつと考えております。
ですから、
スーパーマーケットの事業の目的と使命の2つ目は
②スタッフの人生が豊かになるよう 「生きがい」の場を提供し幸せになってもらう…です。
詳しくは、「スーパーマーケットの事業の目的と使命の2つ目」をご覧ください。
「スーパーマーケットの事業の目的と使命の3つ目」
③「食を通じて地域社会に貢献すること」を掲げます
地域の清掃やイベントに参加するのはもちろんのことですが、 スーパーマーケットの強みである「食」を通じて地域社会に、 どう貢献していくかを考えていくことが大事だと思っています。
例えば、 料理の作り方・ゴミ処理の仕方など、売り場で販売を通して広めても良いですし、教室を開いても良い。その他、地域の子供たちに、販売体験教室を開き参加させても良い。……
などなど無限大にさまざまなことが考えられると思います。
これらを、社内の地域貢献委員会が、これを推進していきます。
利益の約1%を社会貢献費用に当てて、地域社会に貢献していく…などと、社会貢献費の予算を、はなっから設定するとよいでしょう。
詳しくは、「スーパーマーケットの事業の目的と使命の3つ目」をご覧ください。
以上が、私が推奨する経営理念であり、同時に事業目的と使命になっています。
その他、理想のスーパーマーケットとは、「スーパーマーケットのあるべき姿は?」をご覧ください。
では次に、「入社説明〈職務・賃金〉について」をご覧ください。
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