11月の販促は「ボジョレーヌーボー」でプラスアルファの売上強化!
11月は年末年始の販促準備でやらなければならない仕事がたくさんあり、日々の販売がおろそかになりがちです。ですから10月のうちからしっかり11月の販促計画を立てて日々の売上作りをしなければなりません。
11月の販促というと「ボジョレーヌーボー解禁」で大々的に陳列すると思います。
ボジョレーヌーボーは大手スーパー・コンビニ・ディスカウント店で熾烈な価格競争が激化しています。高級品や量販品などの品質の差があまりないので、価格競争になってしまうのだと思います。
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しかし年々「ボジョレーヌーボー」の売上が減少してきているのは事実です。
ボジョレーヌーヴォーの解禁が制定されたのは1967年から……と、まだ歴史は浅く、1990年代平成初期バブル時代といわれたときに日本で大ブレークしましたが、そのピークも平成時代後半に入った頃から徐々に衰退してきているのです。
最もピークだった2004年の輸入量に比べると、現在2019年時点での輸入量はその半分程度にまで落ち込んできているようです。
ボジョレーヌーボーとは何かも知らずにただ流行に乗っかってそのときだけ購入してみただけの顧客や、若年層の関心が薄いことが衰退の要因になっているかもしれません。
今やボジョレーヌーボーファンの主な顧客は、バブル期を知る50歳代以上の方くらいになってきているのでしょうか……?
だからといって販売するのをやめてしまったり、売場の隅に追いやってしまうことはしたくありません。
普段の売上にプラスアルファの売上を確保するにはもってこいのイベント企画なので、なんとか「ボジョレーヌーボー」のイベント企画を成功させて売上確保に努めたいところです。
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それには価格競争に参戦するのも良いかもしれませんが、あまりおすすめはしません。
需要が減少している現実の中で単価を下げれば、益々売上高が少なくなるからです。
それよりもボジョレーヌーボーとは何か……にもっと関心をもってもらえるように仕向け「一度飲んでみようかな~」という気持ちにさせて新しい顧客を開拓することが重要です。
現状ではボジョレーヌーボーとは何なのかを知らずに「あ〜なんかボジョレーヌーボーとかいうワインのようなお酒が解禁だとか言って安く売っているな〜」程度のことで、見るだけで素通りしている人も多いかと思います。
そこで客足を止めさせ、手に取らせ、購入に至らせるまでに持ち込むには、ボジョレーヌーボー解禁とは何なのか……をわかりやすく知らしめる必要があります。
まだまだ「ボジョレーヌーボー解禁」というイベントの歴史は浅いので、認知されているか……といえば、意外と詳しく知っている人は少ないかもしれません。
これを読んでもらっている方は「ボジョレーヌーボー解禁」とは何なのか……はもちろんご存知だと思いますが、だからといって多くの顧客誰しもが知っているわけではありません。
スーパーマーケットの担当者はボジョレーヌーボーとは何かを知っているがゆえに、当然お客様も知っているだろう……といった感覚で売り場作りをしてしまうことが多く、ただボジョレーヌーボーを大陳するだけになっている売り場が多いです。
ですから「誰もがボジョレーヌーボー解禁のことくらい知っているだろう」……と、ただボジョレーヌーボーを大量陳列しているだけでは売れない時代です。バブル時代のようにただ流行で売れる時代は終わりました。。
ボジョレーヌーボー解禁についての情報提供を上手にやり、興味を持ってもらうことができれば売れる数が変わってきます。
価格競争に巻き込まれず、最も美味しいといわれる地域で作られた上質のボジョレーヌーボーを中心にそれなりの価格で販売していく場合は、特にその商品と価格競争の対象となっている商品の違いを分かりやすく「一度飲んでみたいな〜」という気持ちにさせるフレーズで打ち出していきましょう。
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そもそもボジョレーヌーボー解禁とは何なのでしょうか?顧客に重要な情報提供するためにも、最低限以下のことくらいはうまいキャッチコピーで解説する必要があります。
その1 「ボジョレーヌーボーとは何か」の解説
ボジョレーヌーボーとは、フランスの「ボジョレー」という地区でできた「新酒(ヌーボー)」であること。
また一般的なワインとの違いを解説すること。
その2 「解禁日が設定された理由」の解説
最初の解禁日は1951年に12月15日と定められ、その後たびたび変更があり、今のように11月の第三木曜日となったのが1985年……と、解禁日が制定された歴史は浅いこと。
「解禁」とは販売してもいいですよ……という日が設けられたこと。
何故これが制定されたか……という理由の解説では、
解禁日が制定される前までは各製造元でバラバラに販売日を決めていて、よそよりも先に安く販売してしまおう……と、まだ発酵が完全に終わっていない未熟で粗悪なワインが市中に出まわってしまう結果になっていたこと。
解禁日を制定して一斉に販売することになったことで、発酵が完全に終わっていない未熟で粗悪なワインが市中に出まわることなくワインの最低水準の品質をキープすることができ、解禁日に販売されるものは間違いのないものになったこと。
その3 今飲まなければならない理由
新酒(ヌーボ)は出来立ての”しずる感”の味わいを楽しむもの……であること。
古くなったものは新酒でなくなること。
最近ではボジョレーヌーボー解禁と同時にスパークリングワインを販売し、売上UPを図る傾向があります。
ボジョレーヌーボーの売場作りはキャッチコピーが売上を左右するといっても過言ではありません。
魅力のあるフレーズを考えていきましょう。
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